ネイルサロンの集客の事例に対しての僕なりの考え
【PPC事例】ネイルサロン立ち上げ!広告文やキーワードも公開 | 俺式PPC
さとさんが(久々に)ブログ&メルマガを更新されておりまして。
Twitterでいろいろ話しながら考えたことを忘れ止めのつもりでしたためます。
広告文の話について追記
「パートにしていける」「長持ちする」みたいなスペックじゃなくて、こうしたイメージ系のやつでリスティングだと設計が大変なんですよねー
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
「指先にちょっと安らぎを」とか「毎日ごくろうさま、指」みたいな感じのキャッチで説明文でストーリー展開する感じ。
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
言っといてなんですが ストーリーって言い方、あんま好きじゃないんですけども。。
スペックを打ち出す広告文がアリかナシかで言うとアリだと思ってるんですね。
ただ、やっぱスペックで来るお客さんって、やっぱスペックだけを気にする方なんです。
お金だったり、距離だったり、時間だったり、歴史だったり。
それはそれで選ばれる理由としてはあり得ることなので、スペックを広告文(やLP)に
入れること自体は悪くないし、むしろ無いと不安になったりもすると思います。
ただ、商品の企画(今回はちょっとリッチなネイルサロン)を踏まえると、
やっぱ、気軽・手軽というよりも少しラグジュアリー感というか、客層を選ぶというか、
そういったところがあると思うんですよね。
そうすると、スペックをガン推しだと厳しいかなーとは思うわけです。私はね。
@honmono_minmin コラ!wタイトルに「ネイルサロン」って入れるか迷ったあげく、入れちゃうのが僕の悪いところ…
— 俺式PPC/桜井茶人 (@sato_sakurai) 2016年4月21日
@sato_sakurai いや、サーチだと結局そっちのほうがいいですからねw
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
これ、色んなテストをしたことある人ほど分かっていただけると思うんだけど、どう?w
検索連動型広告の場合、結局このテストするのって勇気いりませんか?どうですかね?
というのも、おそらく「ネイルサロン」というワードを入れた広告のほうが、
CTRもCVRもパフォーマンスは上がると思います。私見ですが。
結局、いろいろやってみても、サーチはこうだよね。
って感じありませんか?どうですか?(←しつこい)
別にネイルサロンの広告をやったことがあるわけではないです。
結局は、検索意図と広告文は明確にというか、分かりやすさというか、スタンダート感というか。。
色々テストしてみても、やっぱこっちだよね。ってなったりしますよね。
@sato_sakurai 店舗のコンセプトを理解してもらってハードリピーター狙いのほうがLTV高いし、それならイメージ訴求なんだけど、でも、まだ始めたばっかで新規集める時期だから「ネイルサロン」ってワードは入れて入稿したほうがいいかな。って思うなー #マジレス
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
「CTRもCVRもパフォーマンスが上がる」といいましたが、
あくまでそれは、CPAベースで考えたときの話となります。
いわゆるよくある代理店運用ですね。(悪いって意味じゃなくてね)
ただ、そこからorderベース(CPO)やリピートするまでのLTVで考えたら、その限りではありません。
というのも、広告で全てが完結するわけではないからです。
CVの設定の話
通っていたスクールでアメブロが絶賛されていたこと、多くのネイリストがアメブロを利用しているので「どんなもんかな?」と思って使っているのですが、集客できてるんですよ。
(中略 )
今のホームページはゴールが「予約」なんですけど、少し敷居が高いんですよね。
特にFacebookとInstagramのの広告を使うのであれば、なおさらです。
このあたりは、ゴールを「予約」ではなく「LINE@」にしようかと考えてます。
冒頭のブログ記事内からの引用ですが、CVが変われば出す広告も変わります。
「問合せを取る」ことが目的ではなく、「来店して施術してもらう」ということが
目的なのですが当然といえば当然ですが。
実際に、実店舗集客でLINE@を活用は増えていますね。
アルケーのインタビューでトニーさんが答えられてましたが、ディアーズさんでもLINE@使われてましたね。
挑戦することによって、その挑戦が将来会う誰かの背中を押せるんじゃないかな 北原さんインタビュー - αρχη(アルケー)
それ以外には、ディアーズのサイトを見て、いつか行ってみたいなっていう方にも登録してもらって、ぜひディアーズにお越しくださいねっていう。そういうスタンスでやってますね。
(中略)
ラインに登録してくださっている方っていうのは2つの特徴があって。ディアーズに来てファンになってくださっている方。それとディアーズにまだ行ったことないけど行ってみたいという方。
ディアーズに来てくださった方には、長野市の美味しいご飯屋さんを紹介したりしてます。「ここに行ってきました、めっちゃ美味しかったですよ」みたいな感じで紹介したりとか。
あとは、髪の毛も綺麗になりました、とかのご紹介。これまでやってみてわかってきたことなんですが、不思議と他の人の髪の毛が綺麗になったとかは、あまり興味が無いっておっしゃるんですよね、ご自身の髪が綺麗になった後だと。
むしろ、長野市の面白い情報をちょうだいっていう方のほうが多いんですよ。
FB広告でも検索連動型広告でも同じなのですが、「LINE@の登録」 をCVとして考えたとき、
「駅から徒歩2分のネイルサロン」という」広告(例えばね)で、アクセスマップにリンクしていたら、
その人が「あ、LINE@登録しよ!」ってなるかといったらならないですよねw(多分)
あくまで、広告というのは集客のための手段であるので、
なんでもかんでもCPAベースで問合せを取ればいいか?と言ったらそうではないわけですね。
先に、「広告だけで完結するわけじゃない」と言ったのはこういうことです。
目的の話
そもそも、顧客のファン化なんてのは広告だけで完結するものじゃなくて、Webやその他媒体は当然の事ながら、スタッフや店舗、ひいては理念まで浸透させてないとできないことだから、それはお金や施策じゃなくて覚悟の話ですよねー。知らんけど
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
翻っては、「なんのために広告を出すのか?」という話になります。
話は変わりますが、実店舗における売上の式はだいたい下記です。
(売上) = (来客数) × (客単価) × (来店頻度)
店舗経営を行う場合、「来客数を増やす」か「客単価をあげる」か「来店頻度をあげる」の
どれかを上げていけば、全体の売上は上がる形になります。
来客数を増やすために ・・・ 潜在層の啓蒙や周知
客単価をあげるために ・・・ オプションの設定やサービスの向上
来店頻度をあげるために ・・・ 店舗設計や商品企画・イベントの開催
とかそんな感じで。
そうすると、広告になにを求めるかでやることは変わります。
「客数を増やすための広告」と「客単価をあげるための広告」と「来店頻度をあげる広告」は
全然変わるわけですね。
実店舗で行う場合は特に家賃などの固定費もかかるため(ほんとつらい)、
販促費を抑えたいのはやまやまです。
そのため、「なんのために?」ということを考え、目的に合わせてKPIを設定する必要があると思います。
例えば、LINE@の登録をCVにしても、なんのためにLINE@を更新するか?がないと、
極端に言うと、LINE@の登録数が増えてもLINE@を更新しないと、
それまでの施策も全くの無意味になりますよね。そんな感じ。
じゃあ、実際どんな感じでするのか
「指先にちょっと安らぎを」とか「毎日ごくろうさま、指」みたいな感じのキャッチで説明文でストーリー展開する感じ。
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
指先から始める私の幸せ とか
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
毎日、見たくなる指先を。 とか
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
ネイルサロンでいうと、究極的に言うと「別にやらなくてもいいこと」じゃないですか。
人生においては、mustではなくてwantの事項ですよね。
でも、きちんとしたネイルしたことある人は分かると思うんですけど、
きれいなネイルした後とかって幸せになるじゃないですか?
指を見るたびにちょっとほっこりしたり、好きな人に褒められたら嬉しかったり。
まぁ、僕はネイルしたこと無いから分かりませんけどね。
ネイルの本質って、「キレイな指先」が欲しいんじゃなくて、
「キレイにネイルした自分」が好きだったり、「そのネイルに気づいてもらえるのが嬉しかったり」とかだと思うんですけど、どうですか?女性のかた?
キレイになっていること自体じゃなくて、それでキレイだなーって思うこと自体が良いというか。
乱暴な言い方すれば一種の自己満足みたいな感じ。(失礼)
でも、これって逆に、ネイルが失敗したら超絶落ち込むじゃないですか?
費用もそうだし、施術の時間もそうだし、その爪で暮らすその後の生活もそう。
だから、そういったネガティブな要素を省くことも必要ですよね。
あとは、「いま、ネイルをしたいけどできない人」とか。
例えばなんだろ。主婦とか営業職の子とか?
水洗いに強いジェルネイルとか(あるのか知らんけど)、営業でも大丈夫なフレンチネイルやワンポイントのアクセとか?
主婦の人とかは、むしろ「行く隙がない!」とかが多いだろうから、
いっそ、一斉に介してネイルの勉強室開くとか。ネイルのやり方教えるだけじゃなくて、
お店のネイル使っていいとかで準備いらず。みたいな。
で、子どもも連れて来て良くて、保母さんやってたけど今主婦してる。みたいな人に見ててもらって、
その見てくれた人には、後日施術料無料でネイルしてあげるとか?
そういった取り組みもWebやLINE@で配信していくとかだったら、
LINE@の登録者増やす意味も出てきますね。
なんのための広告か。
これ以外にもあと103個ぐらいアイディアはあるんですけど(嘘)、
きちんと、なんのために広告を出すのか?ということを考えようぜ。ということです。
僕自身も設備業を始めたときに、CPAの意味合いをはき違えていたこともあり、
実店舗で集客を自分でやってみると気づくことは多いですねw
(管理画面でCPAを達成するのと、想定の販促費内で抑えるのは別の話なんだZE☆)
管理画面上では、よくないパフォーマンスの広告でも、契約ベースで見たら違うこともあります。
流入の広告文によっての契約率や継続率が違うこともあります(マジで)
それに、契約率が想定より下がったり、暖冬で全然気温が下がらないとかいう外的要因とか、
仕入れ価格が変わったりだとか、某社のシステムがエラーになったりとか、広告単価が急騰したり、、、
いやぁ、実店舗の運営って難しいですよね!www
・・・とは言え、
リスティング業界の人におかれましては、入稿に対してCVはあくまで目安であり、そこからの売上、ひいてはLTVまで考慮されていらっしゃるかと思いまして大変だなーって思ってます(鼻ホジ
— みんみん@だはぁー (@honmono_minmin) 2016年4月21日
広告代理店さんも大変ですよね!!!!
まぁ、結局働くのってなにやっても大変ですね。
あれ、ホントは商品企画とLTVと広告文やら紙媒体の話しようと思ってたんだったんだけど。。
ま、いっか。
さて、ご紹介のさとさん(冒頭ブログ)の奥さまがやられている下記サロン。
ホントにステキなサロンなので練馬・保谷周辺の方はどぞー(媚を売るスタイル)
monte nail モンテネイル 保谷 | 大人の少し贅沢なネイルサロン