制作と広告とお酒と私

制作と広告とお酒と私の話をします。がんばります。

Web業界の「コンテンツ」って言葉の違和感を、自分なりに紐解いてみた(仮)

隣人が深夜に帰ってきて爆音鳴らすもんですから目が覚めました。

(AM:3:00ぐらいからずっと)

 

ひとことで言うと、と て も つ ら い。

 

目が覚めきってないので、目覚ましに少ししたためます。

あまりまとまっていなかった事案なのですが、とりあえず今感じていることをば。

 

 

業界の「コンテンツ」という言葉への違和感

どこに行っても聞くんですよ。「コンテンツガー」「コンテンツガー」って言葉を。

で、最近は(最近か?)「良質なコンテンツガー」って話になってきまして。

 

なんかね。よく分からないんですよ。この言葉。

 

コンテンツって言葉自体に具体性は無いじゃないですか。

そうすると、なにをもって良し悪しとするねん。って思うんですよ。

 

と、いうのを随分と前にまとめてくれていたのがこれなんですけどね。

www.t-antenna.com

 

俺が2015年出会った野郎の中で一番仲良くなったやつランキング1位のたかぽんが、

この中で話しているんですが、

 

「(誰にとっても)良質な記事なんてどこにも存在しない」

 

まぁ、これだと思うんですよ。

じゃあ、なんで未だに「コンテンツガ-」「コンテンツガ-」って話になるのか。という話です。

 

 

少し話が変わりますが、ランディングページの話をします

僕が制作の仕事を受けている中で一番多く作ってきたのがランディングページです。

これは、作り始めるキッカケがあったんですね。

 

もともとが営業コンサル系の会社勤めだったのですが、

リスティング広告などのWeb業界に介入をし始めたときのことです。

 

例えばですが、住宅リフォーム系の広告のCVRって1%ぐらいって言われていたんですよ。

当時、だいたいどこの代理店もそんな感じの実績で出してましたし、

CPC80円でCVRが1%。CPA8,000円ってチラシよりいいよね!みたいな営業が流行ってた時ですね。

 

わりと、CVR:1%が閾値になっていたのですが、

この数値がものすごく嫌だったんですよ。(今もですけど)

 

100人見て、99人が買わなかったってことでしょ?

 

イメージですが、「野菜ほしいな~」って言って100人の主婦が八百屋に来て、

なにも買わなかった人が99人いたら不自然じゃないですか。

 

いや、もちろん今回は八百屋じゃないですよ。

でも、八百屋だと違和感はあるけど住宅リフォームだと違和感ないってならないですよね。

 

理由はいろいろあると思うんです。

 

・今、必要なもの(欲しいもの)が無かった

・自分のやりたいことができそうもなかった

・思ってた金額と違った

・なんかちょっと違った

 

みたいな。ね。

もちろん、広告の場合は流入経路やワードや広告文でも結果は変わるんですが。

 

ランディングページ=コンテンツの1つ として話をするならば、

99%の人にとっては良質でないコンテンツ

という事になると思うんですよ。

(いや、もちろん広告のノイズとかもあるから暴論だってのは分かってますよ。やめて!石を投げないで!)

(CVしなかったら良質でないのか?みたいな定義の話になっちゃうから一旦ここはスルーして!)

 

これをもっと良くするためにどうしようか。って考えて、

いろいろやっているうちにLP作る人になっていったわけなんですけどね。

 

 

八百屋さんとか魚屋さんで買い物してみたら分かるよ

話がそれましたが、もっとそらしていきます。

 

今はスーパーで買い物する方が多いと思いますが、

この正月で田舎とか帰られたら、ぜひ田舎の魚屋さんや八百屋さんに行ってみて欲しいです。

商店街とかああいうところのやつですね。

 

入ってしばらく「うーん」って言ってたら声かけてくれますよ。

「今日は、○○がおいしいよ!今日の晩ごはん何にするの?」

みたいな感じで。

 

もちろん、決め打ちで商品買いに来る人もいると思うんですよ。

「晩ごはんはロールキャベツだから、キャベツと玉ねぎとトマト買うんだ!」みたいな人。

それがさっきの1%の人みたいなもんだと思うんです。

 

残りの99%の人は「晩ごはんのおかず」が欲しかったりするんです。

なににしようかなー。みたいな。

その人に、キャベツと玉ねぎとトマト渡しても、

「ボ・・・ボルシチの材料・・・?作り方わかんないし・・・」みたいになるわけですよ。

 

そりゃあ買わねえよ。ボルシチ食わねえもん。

 

 

コンテンツの中にあるのは「コミュニケーション」

だから、八百屋さんに必要なものって2つあって、

・欲しい(新鮮な)野菜がおいてあること

・今日の晩ごはんをつくる材料がおいてあること

なんです。これって似てるようで全然違うんですよ。

 

で、後者を埋めるのは会話から成り立ってたりするんですね。

これが安いよ・もう芽キャベツ出てきたよ・これでポトフであったまるかい?・おでんとかどう?

みたいな会話。

 

なんでかって、主婦の人なら分かりやすいと思うんですが、

献立って考えんのめんどくさいんですよ。

 

「八百屋に行ったらなんか野菜あるし、良さげなもんで適当に作ろうか」みたいな。

そういう感じになったらもう通うじゃないですか。ラクだしさ。

 

スーパーとかは、そのコミュニケーションコストを下げるために、

圧倒的物量と品揃え、関連商品を揃えることで来訪しやすくしてたりするんだけど。

 

まぁ要は、八百屋ってコンテンツが成り立ってんのは

コミュニケーションがあるからだと僕は思ってるんですね。

 

別に八百屋に限ったことではないのですが。

「コンテンツって言葉に具体性が無い」と導入部で上述しているのですが、

具体性を持たせるとしたら「コミュニケーション」になるんじゃないかなって思ってます。

 

 

コミュニケーションを取るためのコンテキスト

コンテキストという言葉が流行りましたが、

コンテキストって要は「誰が言うか?」の話なんです。(たぶん)

 

僕が「おっぱいっていいよね」って言うと糾弾されますが、

福山雅治さんが「おっぱいっていいよね」って言うとカッコいいってなります。

 

これがコンテキストです(?)。

 

言う人が誰になるかによって捉え方が変わってくるわけじゃないですか。

(漫画・暗殺教室で磯貝君のイケメンキャラを伝えるときに同じような話がありましたが。)

 

でも、ここが僕の違和感のポイントだと雄持ってるんですが、

コンテキストはコンテンツにならないんですよ。

 

「誰が」っていうことと、「何を」ってだけだと足りない。

「どうやって」の話が欲しいんです。

 

 

だから、よく見る広告とかってつまんないんだと思ってるんですよ

コミュニケーションを取ってない。

そもそも、コミュニケーションを取る気すら無い。

 

箱物だけ作って、あとはターゲティングだけちょちょい〜ってやって。

それでCPA下がりましたー。うぇーい↑↑↑みたいな。

(※個人の感想です)

 

俺はこんなに魚介類が好きなんだ!

だからこの魚介類がいいよ!

 

みたいな一方通行の主張は、それはコンテンツマーケティングとかじゃないと思うんです(他意はない)

 

最近の広告って、ものすごく冷淡な印象を感じているのですが、

僕はそこだと思ってるんですよね。。

 

 

もちろんそうじゃなくて、やってるメディアもたくさんある

記事広告とか、メディア運営とかでもがんばっている、というか、

見る人とのコミュニケーションとか、見た後のコミュニケーションとか、

そういったのも考えて運営されているかたもたくさんいらっしゃいます。

(僕自身ができないので尊敬の念で拝見しています)

 

これからは、BtoBとかの業界も、CtoBtoBtoCと人から人への個の時代になっていくと思うのですが、

そういったところでも、やっぱコミュニケーションってのは大事だなーって思います。

 

 

 

 

 

だから・・・

 

 

 

 

コミュ障にはツライ時代だね!!!

 

 

 

 

となりが静かになったのでやっと寝れそうです。

おやすみなさい。