制作と広告とお酒と私

制作と広告とお酒と私の話をします。がんばります。

自分に嘘をつかないということ。

前回のの続きのような話である。

制作物といのは自分以外の人が見るわけだが、
「誰に」「何を」届けるのか?という話をします。

 

知らないということは最大の武器

私は新卒から住宅業に携わっていて、今でもそうだ。
だからこそ、多くの人にも、

「以前から知ってるなんて良いですね。良い物作れそう」

と言われますが、これはホントは一長一短なんだよ。

 

なぜか?

多くの人は、「知らないと書けない」「知識がないとダメだ」と思うことが多い。
もちろん、情報の正確性としてはそうかもしれない。

じゃあ聞くが、

「あなたのサイトからものを買う人は、そんなに知識が豊富なんですか?」

商材に酔ってはYesになるかもしれないが、ほぼ多くの場合はNoだ。
世界の大多数は、その業界に対しては素人同然である。

そうすると、サイトを作成する上で、素人ということは、
ユーザーと同じ目線に立てる。ということだ。

 

なにが分からなくて

なにが知りたくて

なにがあれば購入するか

 

というのは、まさに自分と同じ状況である。

自分が納得感が出るようになると、同じような悩みの人には納得が出る。
前回のブログでも書いてる、最低限自分が納得できるものを。というのは、
そういうことにも繋がっているわけだ。

そうすると、知識をつけることが逆に負担になることは多い。

自分が知っている「アタリマエ」のことを、
どれだけ、アタリマエだと思わないようにするか?ということを考える必要がある。

だからこそ、知っている。ということは
必ずしもアドバンテージになるとは思わない。

 

 

「伝える」と「伝わる」は違う

制作の場で表現することは、「伝える」ということ。

伝え方は方法論の話になるので無限にある。

大事なのは、その方法論ではなく、「伝わる」かどうかだ。

 

自分の不安・不満に感じたこと

この商品で解決できること

どういう人に伝えていきたいか

 

ということを、ただひたすらに考える。

それ自身を「伝える」ことではなくて、どうすれば「伝わる」かを考える。

 

それはキャッチなのか、デザインなのか、数字の裏付けなのか、

これも方法論なのでやり方は無限だ。

その中で最適なものはなんなのかを、ただひたすらに考える。

 

 

最低限、自分は自身を持って、

「自分なら、これを見てこの商品が欲しくなる!」

というところまで考える。

 

>まずは「自分がどう思っているか?」ってのを知ることが「考える」ってことじゃないか。

と、前回書いたが、自分を理解するということは、

自分がどう思っているかを知ることだと思う。

 

その中で大事なことは、

自分自身に嘘をつかないことだと思う。

 

自分自身を信じるためにも、まずは騙さないで

真摯に向き合うことが必要なんじゃないか。

 

とても大変で、難しくて、めんどくさいことなんだけども。