制作と広告とお酒と私

制作と広告とお酒と私の話をします。がんばります。

あなたの言葉だと世界に存在しないのと一緒

年が明けてから不定期更新になってたんですが、ちょっと空きすぎですね。

今日もね、がんばってね、PCの前で独り言を綴っていこうと思います。

 

 

何を言いたいか言えることは本当はすごいこと

「ちょっと最近、喉の調子が悪くてあんま声出ないんですわー」って、英語で言って下さい。

って聞かれると、一瞬戸惑いますよね。なんて言うんだろ「No voice!So tired!」かな。

 

こうやって「英語で言って下さい」って言うと戸惑うんですけど、

「日本語で言ってください」って言うと普通に言えるじゃないですか。

 

言える「つもり」じゃないですか。

 

じゃあ例えば、「自分の会社のビジネスモデルを140文字以内で書いて」とか

そういうのってちょっと戸惑いますよね、やっぱり。

 

日本語って普通に使えるつもりなんですけど、なかなか難しいですよね。

特に「日本語」っていう言語の難しさもあるとは思うんですけどね。

 

 

自分の伝えたいこと、伝わっていること

さて、そうすると自分の普段の言葉や行動、文字というのものが、

本当に伝えたい事が伝わっているのか。ということも怪しくなってきます。

 

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前に言霊の話を書いたんですけど、

言葉を使う背景なりそうしたもの加味して言葉になると思います。

 

では、これがWeb制作の現場だとどうなるか、の話です。

 

本当にこの言葉で伝わるのか。

こうしたデザインで見る人が分かるのか。

前後の文脈でおかしいところがないのか。

 

ということもさることながら、

 

「そもそも、伝えたい事があるのか?」という話でもあるんですが。

 

 

伝えるかどうかは方法論

言葉やデザインの大切さというか、そうした機微を突き詰めて

きちんとしたコトを伝える。というのは方法論のひとつです。

 

もちろん、別にそんなことを無視したっていいわけです。

それは目的が違えば方法論はいろいろあるわけですから。

 

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リスティング広告のくだりで書きましたが、

別にこれに限らず方法論は無限です。

 

あくまで選ぶのは自分であり、なんのためにやるのか?という

目的論のほうが本来論じるではあるかと思います。

 

だから別にmustではないんですが、

きちんと伝える必要があるのかどうかということは考えたほうがいいと思います。

 

 

伝えないと伝わらないし、伝わらないと存在しない

どれだけ高尚な理念を掲げていても、

どれだけ画期的な商品を作ったとしても、

どれだけ斬新なアートを生み出したとしても。

 

それらは、誰かに伝えないと世界に存在しないものと変わらない。

 

「伝える方法」というのは方法論なのでこれも無限です。

それこそ、広告なんかは方法の一つですよね。

 

ただ、「伝える」ことと「伝わる」ことは全く別になります。

本当に自分が言いたいこと・伝えたいことが相手に届くかどうかの話ですから。

 

 

だから、考えよう

きちんと相手に届くかどうか知る由はそうそうありません。特にWeb制作の場合は。

だから、考えないといけない。

 

この言葉で良いのか。この表現でいいのか。

自分が言いたいことはなんなのか。

本当にこれで充分なのか。

 

もちろん、それを届けるテクニック論みたいなことでもあるんですが、

まぁでも、やっぱり「本当に自分が伝えたい事があるか」っていう話だと思うんです。

 

そういう気持ちがないから、薄っぺらな言葉を使って、

ちょろっと書いているだけで相手が勝手に理解してくれると解釈し、

特に考えもせず脳死状態でサイトを公開してもなにも感じない。

 

だから、ダメなんだよ。

 

 

 

って話を、この間のオンラインサロンで話したばっかなんですが、

ちょうど相談メールが来て同じことを思った。という話でした。ちゃんちゃん。